平成19年12月29日土曜日

本年はありがとうございました

玄骨では、今年6月のオープン以来3人のシェフによるランチ、ディナーの営業に加え、玄骨プロジェクトメンバーの提案によるコンサートやトークライブ、展示会、ワークショップ、マクロビオティック料理教室など様々なイベントを開催し、玄骨のコンセプトに関心を持ってくださる多くの方々との出会いを与えられてきました。この半年間の試行錯誤を土台に、来年はさらに充実した運営ができるよう、メンバーそれぞれに知恵を出し合い、協力し合って行きたいと思います。ブログを通して玄骨の活動を応援してくださる皆さんにも心からの感謝の気持ちをお伝えし、機会があれば是非玄骨へ足を運んでくださるようお願いします。

玄骨の本年の営業は12月27日(木)で終了し、新年は1月7日(月)から新たな気持ちでスタートします。

新しい年が、皆様お一人お一人にとって希望にあふれた年となりますよう、お祈りいたします。

平成19年11月30日金曜日

開発教育トークライブ

暮らし屋さんの代理で投稿しておきます。

11月29日(木)午後6時半から、玄骨トークライブを開きます。
スピーカーの岩崎先生は玄骨、暮らし屋のお得意様です。
先生のプロフィールとメッセー­ジを以下にご紹介します。
当日はお話が1時間ほど、その後先生を囲んで食事と交流会を持ちます。大変興味深い内容ですので、是非多くの方に声をかけてご参集くだ­さい。参加費は3500円(玄米菜食料理付、飲み物別)です。申し込みは暮らし屋(蔵田)へどうぞ。電話:072-368-2571。

岩崎裕保さん: 1948年生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業、同志社大学大学院アメリカ研究科修了。追手門学院中・高教員、京都造形芸術大学教員を経て、現在帝塚山学院大­学文学部国際文化学科教員―環境共生論、平和学、国際協力論、NGO/NPO論などとゼミ(グローバル社会論)を担当。(特活)開発教育協会http://www.dear.or.jp/(副代表理事)の他、ニュージーランド学会や(特活)持続可能な開発のための教育の10年推進会議などにも係わる。開発教育協会大阪事務所では上本町の国際交流セ­ンターで開発教育セミナーhttp://www.dear.or.jp/news.html#esd_1を実施中。89年から京都にある関西セミナーハウスで開発教育研究会http://www.academy-kansai.org/kaihatsu/kaihatsu.phpを行い、その成果は『新しい開発教育のすすめ方』(古今書院)として出版されている。『地球市民教育のすすめかた』(明石書店)や『非核と先住民族の独立を目指し­て:太平洋の女性たちの証言』(現代人文社)などを翻訳。
11月29日には、開発教育についてご紹介をします。開発の英語はdevelopmentで、そのもともとの意味は「包み(velop)を解く(de)」です。­開発とは、地域の自然やそこに暮らす人びとの中にある可能性を引き出し、技能や技術によって資源を活かし、交わりや教育によって人びとの能力を伸ばして、その地­域を良くすることです。開発教育とは、多くの文化が存在し、人びとが依存しあう世界で、責任ある生き方を育むために、「参加型」のワークショップを通して、開発­・人権・平和・環境にかかわる知識・技能・態度を身につける学びのプロセスです。 また、毎年出かけている英国のヨークの街のフェアトレード事情にも触れられればと思っています。

平成19年9月3日月曜日

アジアンバザールを終えて

8月18,19日の二日間にわたって行ったアジアンバザール。地元のよみかき教室に通うフィリピン人のメンバーに玄骨を開放して、お得意のフィリピン料理を作ってもらいました。一日目はフィリピン風ポトフー。二日目はえびソースのビーフン。生春巻き、ココナツパン、バナナケーキ、もち米とココナツのデザートなど、トロピカルフードをたっぷり味わいました。外ではバンブーダンス、アジアの民芸品のお店、フリーマーケット、ストリートライブコンサートなど、近所のお客さんたちも楽しんでくれたようです。協力してくださった皆さん、ありがとうございました。

こんな風に玄骨を色々な方に開放して、一日シェフをお任せするというのも面白いな、と思いました。特に在日外国人の方々にそれぞれのおふくろの味や、なつかしい家庭料理を作ってもらい、ふるさとの話を聞かせてもらえたら、互いに友人としての距離が縮まるのではないかと思います。多文化が生き生きと根付く土壌作りは、こんなところからも始められるかもしれません。

平成19年6月28日木曜日

反響

玄骨の隣で店番をしている私は、買い物に来られるお客さん一人一人にカードを手渡しながら、新しい玄骨の宣伝に精を出しています。安全な食材を使い、曜日ごとに3人のシェフがそれぞれ趣の異なった料理を提供していること、コンセプトは何か、どんな経緯でオープンに至ったか、これからどんな場所にしていこうと考えているか・・・などなど、お客さんとの会話の中でどんどん盛り上がっています。
お食事の後に暮らし屋へ立ち寄ってくださるお客さんから「おいしかったわー」と満足そうな声が聞けると、私もうれしくなります。食後に出された飲み物がとても気に入ったので、早速暮らし屋へ買いに来てくださったお客さんもいます。大麦・ライ麦・チコリーのコーヒーですが、ノンカフェインで子どもからお年寄りまでどなたにもおすすめです。
近隣の方々からも喜ばれ、愛されるスペースになったらいいな、と思います。

平成19年6月24日日曜日

駐車場

ありがたいことで、玄骨に来ていただくお客様も徐々に増えてきました。
安心して食べることのできる料理を求める人が確かにいてくださることを心強く感じます。

特に、ランチの時間に車で来店されるお客様が大勢いらっしゃいます。
食を考え、環境を考える玄骨として、車と環境の問題を避けて通るわけにはいきません。
玄骨は、広い駐車場を備え、幹線道路に面した店舗で、大量消費、大量生産の「食べ物」を提供するお店ではありません。値段が安いわけでも、量が多いわけでもありません。
安心できる食べ物であること、元気の出る食を提供すること。そして、地球に優しいことを大切にしたいと考えます。
できることなら、ここに来ていただくお客様にも、地球に優しいことを大切にしていただきたいと思っています。したがって、何台分もの駐車場は確保できません。でも、車でしか来れない、あるいは車で来ざるを得ないお客様もある事は否定できません。
できるだけ、地球に優しい交通手段を選択し、車の場合は乗り合わせて来ていただく・・・
駐車スペースを利用するお客様から、駐車料金という考え方とは異なった「エコ・ドネーション」をいただくことで、スペースの維持費を複数の店舗で共同使用する・・・。現在の玄骨スペースの利用の仕方もこの考え方と同じようなものになります。

平成19年6月17日日曜日

お箸

玄骨で使用するお箸は、吉野産の杉の割り箸です。
割り箸といっても、利休の変形で1本づつ整形したものを、吉野産の和紙で巻いたものです。
つまり、割らなくともよい割り箸です。
そのぶん一本一本丁寧に整形されているので、手に優しいお箸になっています。また、少し長い目になっています。
お料理と一緒にその感触も味わっていただきたいと思っています。
お箸については、再利用可能なものにするか、1回限りの割り箸にするか両方の意見がありました。食べる人が気持ちよく、同時に地球も気持ちよいものにしたいということで、国内産の杉の端材を使った割り箸を選びました。
箸袋にもこだわり、紙の使用量を減らすために、着物の古布を使った箸袋を使用し、再利用することにしています。この箸袋、なかなか好評です。マイ箸袋にしたいという声もあります。

平成19年6月11日月曜日

いよいよ開宴です

玄骨プロジェクト、いよいよ開宴です。
開店でもなく、開演でもない。
参加者が作る楽しい宴の幕開きです。